[ 環境-007 ]
森のLOFT2544

環境部門

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“なにもないかのようなデザイン”
ロケーションは瀬戸内海を一望できる場で、敷地に立てば、「鳥の声・・・波の音・・・葉のザワメキ・・・色とりどりの蝶・・・あとは何もない。」
この環境を活かすべく、デザインやデザイナーの存在が邪魔にならないことを目指していきました。海と山に囲まれた環境を活かし、建物のデザインやデザイナーの主張を抑え、鳥のさえずりや景色だけが記憶に残るような場をつくることを目指しました。地域に残る自然環境を暮らしに寄り添うように取り入れながら、理想の生活の舞台へとつくりあげていきました。

“saloon”と呼ぶ、くつろいだり、食べたり、つくったり、勉強したり、趣味のことをするひとつながりの大きなゾーンを中心に組み立てました。ここに家族の起きている間の暮らしのほとんどがあるような場所。室内についてもデザインという意図が目立ち過ぎることなく、生活行為そのものがいきいきと楽しめるような家を目指しました。

入居後まもなく一年というところですが、お話を伺えば、「海をながめて、saloonでゆったりの暮らしを希望したけども、実際にはのんびりしている暇があったら、植えたり、抜いたり、刈ったり、割ったり、掘ったり、塗ったり、作ったり、作業ばっかりしている。つまり生活するのにとても手間が掛かるってこと。実はそれが私たちが求めていたというか、私たちにとって気分のいい暮らし、だったということですね。」と、ご主人。

ワークコーナー。海とは反対側のコーナーで山を見ることができます。

光が差し込み、風が抜ける。視覚的にも外との連続性を保ち、ただただこの海と山の間に立つ環境が美しく感じられるように、最低限のフレームを設けてインテリアの生活空間を確保している。外観も焼杉板を用い、森の中に溶け込むような佇まいを目指しました。

建設地
広島県福山市 
敷地環境
市街化調整区域
構造
木造
階数
2階建
敷地面積
約500㎡
建築面積
-
延べ床面積
177.72㎡(53坪)
工事費
-
家族構成
夫婦+息子(小学5年生)+娘(小学1年生)
居住者の年齢
42歳
設計者名(事務所名)
和田優輝(和田デザイン事務所)

図面

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