[ 素材-001 ]
適材適所の敷居レール

素材部門

FavoriteLoadingAdd to favorites

既製品建具の場合、建具と枠とがメーカーのセット商品になっておりますが、
建具をオリジナルでつくる場合、建具は建具屋さんがつくり、枠は大工さんが現場で材料を加工して作ります。

私どもの事務所では、建具は基本的に引戸で設計しています。その方が、扉を開けっ放しにしても邪魔にならず、良いからです。
そして、ソフトクローザー付きの上吊りレールも基本です。その方が、床がフラットで繋がり、良いからです。

ですので、床にはレールなどがなく、すっきりとした納まりになります。
ですが、敷居を設けることもあります。

以下に、一つの住宅の中で、適材適所に使い分けた敷居レールの紹介をします。

例えば、和室障子の敷居。
ここが上吊りレールだと、障子の動作が軽すぎて気持ち悪い、、、
敷居には、通常、障子が滑りやすいように「敷居すべり」が嵌め込まれます。
ここで使っているのは、厚さ3mmもある「さくら」です。
樹脂製のものや、テープ状のものと違って、格段と品が良くなります。

こちらは、敷居に木製のVレール。
ワイド2メートルもある障子であること、開閉頻度が多いこと、上がり框にもなっていることから、可動性が良くて、細いVレールを選んでいます。

こちらは、ウォールナットのフローリングに木製のVレール。
納まりの関係上、上吊りレールが採用できなかったところ。
敷居は設けず、フローリングに溝を掘って、Vレールを埋め込み、すっきりと納めています。

土間に障子を設けている場合は、真鍮製の甲丸レール。
石は風情のあるデコボコとした仕上げなのですが、凹凸があるとレールが取り付きません。
建具の下だけは、同じ石でも、凹凸のない水磨き仕上げとしています。

建設地
神奈川県藤沢市 
敷地環境
郊外、市街化調整区域
構造
木造
階数
平屋
敷地面積
413.77㎡
建築面積
202.61㎡
延べ床面積
165.20㎡
工事費
-
家族構成
夫婦+子供二人
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
根來宏典(根來宏典建築研究所)
FavoriteLoadingAdd to favorites