[ 素材-006 ]
無垢材にこだわる

素材部門

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築30年の中古マンションのリフォーム。

室内は白い塗装を基本とし、幅木・見切・目地・扉枠といった要素を消去する一方、無垢のオーク材を用いた床・天井・窓台・額縁、および真鍮製の照明器具といった「素材そのもの」が引き立つ構成としている。

窓台・額縁は見つけを90ミリとすることにより、無垢の木の塊として表現した。加えて奥行きをそれぞれ750ミリ、370ミリと深くすることで、腰をかけたりものを飾ったり、配膳に使うといった実用性に加え、深さを持った開口により外部との距離感が生まれている。

住人がこれまでにライフイベントや家具職人との製作の楽しさから、少しずつ加えていった無垢材の家具。それら手持ちの家具が時間とともに味わいを増し、また今回加わった新たな素材に長く愛着を持つことができる空間を目指した。

無垢の木材は突板や集成材に比べ、動きや経年変化が大きいが、その分、木の性質を感じ取り、メンテナンスや日頃の使い方に配慮が出てくる。その積み重ねが家に対する愛着へつながるのではないかと考えている。

住人の手持ちの家具に、フローリングや窓枠の無垢のナラ材、真鍮製の照明器具が加わった。
手持ちのテーブルは住人によってワックスでメンテナンスされている。
木材の材種を揃えることで統一感がある空間になっている。

奥行きのある窓まわりが、外部の風景を絵画のように際立たせている。
手前の窓台は無垢材を用いて「木の塊」として表現している。

キッチン全体の風景。
左側の家具は住人が約20年前から使用しているもの。
右側の額縁はナラの無垢材を用いている。奥行きがあるので、ダイニングへの配膳や大ぶりの花瓶などを飾るなど、活用の幅は広い。
来客時はバーカウンターのように使われることもある。

ベッドは工事現場で使われる足場板を用いて製作した。
足場板材の幅、厚さをそのまま活かし、無塗装で使用している。
DIYによるヘッドボードの壁とあいまって、素朴で落ち着いた雰囲気を作り出している。

建設地
東京都荒川区 
敷地環境
住宅地
構造
SRC造
階数
13階
敷地面積
6500㎡
建築面積
不明
延べ床面積
72㎡
工事費
1100万円
家族構成
夫婦
居住者の年齢
40歳、35歳
設計者名(事務所名)
三木由美子一級建築士事務所

図面

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