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みのりズム

写真:石井 雅義

みのりズム

天井の垂木のピッチが徐々に変わっています。
見上げたときのリズムが楽しいのです。

敷地の形状に素直に計画したら、屋根に入れる構造材(垂木)のピッチが徐々に変化するというデザインになりました。
ここんちの中心は只今幼稚園生の少年。
少年が笑うと皆が幸せ。
そんな生活の様子を想像して、少年の名前と垂木のリズムを組み合わせた造語をこの住宅の名前にしました。

家をつくろうと思ったときは、会社の社宅に住んでいて「湿気+何だか似合っていない住宅+狭い」という不都合がありました。
その中でも優先順位一番として湿気やカビ結露を払拭し、風がよく通って明るく空気がさらっとすることを実現化させました。
そして楽しい雑貨が好きなのだけれど、社宅では全く生かせていなかったので、自己表現できるきっかけをあっちこっちに創りました。

こういう人たちはとっても多いのですね。
自分たちらしく暮らす背景が無くて、でも順応力があるからどこでも住めちゃう。
住めるけれど決してその住宅を愛していない。
愛着を持てる背景がある事によって生活もガラッと変わります。
住宅はまめに手入れをすることになり、整理整頓され、食卓の風景もどんどん変わってきます。
誇りと自信を持てる住宅をつくるということに関与できて、一緒に生活を考える事ができるのが何より楽しい。
生活するってホント楽しいのだから。ね。

建築DATA

1階床面積 : 51.17㎡           〈家族構成〉
2階床面積 : 48.29㎡           夫婦 + 子供一人 + 亀
延べ床面積 : 99.46㎡     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2013年9月号掲載]