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保谷の家 「リフォーム」

 新築かリフォームかの選択から始まり幾度もの打合わせと現場調整を重ねてきた保谷の家のリフォームが2月に竣工しました。
 築42年のお住まいはご両親の代から引き継がれ増改築を繰り返していましたが、そのことで居室が分断され内外への視界や採光、通風を遮り構造的な弱点にもなっていました。
 今回の工事では1、2階南側の障害になっている部分の減築を行い、コストを抑えるため外壁やサッシ及び2階居室の一部は再利用して内部を解体、基礎や木造躯体の耐震補強、開口部や天井、壁、床下の高断熱化、段差の解消、温風床暖房、記憶に残る柱梁の利用など、見えにくい事柄も大切にして、使い勝手の良い回遊プランに改修しています。
 保谷の家には1階に3つ、2階に1つ合計4ヶ所の回遊ルートがあります。改修前は北側の玄関から中廊下を中心に、洗面、寝室、階段、和室居間、ダイニング、と全て行き止まりのプランでしたが、リフォームでは1階の玄関ホール~LD~クロゼット~寝室~玄関ホールの居室回遊ルート、玄関ホール~洗面~収納~キッチン~LD~玄関ホールの水廻り回遊ルート、キッチン~LDの配膳回遊ルートの3つがあり、2階も階段ホール~寝室・2~物干しテラス前室~和室・1・2~階段ホールと一回りして物干しデッキや2階トイレにそれぞれの居室からアプローチできます。

保谷の家 「リフォーム」
リフォーム後の北側玄関。ブロック塀を撤去、植栽し木製玄関引戸と通風用網戸、窓防犯用に木製格子を新たに設けた。

保谷の家 「リフォーム」
リフォーム後のLDK。中央壁の奥に減築したキッチン、独立柱の手前は和室居間、奥に暗く孤立したダイニングがあった。