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盛岡の家

 岩手県盛岡市の郊外に昨秋完成した住宅です。寒冷地仕様の家は、高性能の断熱材と気密性の高いサッシに包まれています。十畳の広い土間の上は吹抜けとなり、家全体がひとつながりの空間となっています。建て主さんは、この土間で楽器の演奏をしたいとお考えの様です。
 階段を上がりブリッジを渡ると居間とキッチン。南の窓からは田園風景が広がります。天井の高い位置に付けられた横長の開口部より適度な採光が室内に届けられます(この窓は通風のために一部が開くようになっています)。壁に付けられた四角い小窓からは、通りを挟んだ先にあるご両親の家をちらりと見る事ができます。
 この家はローコストで作られました。形状はシンプルな三寸五分勾配の片流れ屋根の直方体。部屋と部屋の間に壁や建具をほとんど作らず、建て主さんがお持ちのお気に入りの家具で仕切るなどの工夫をしました。そのため内部に露出する杉の柱が多くなりましたが、それがこの家のインテリアの味わいともなっています。

盛岡の家
2階居間。ブリッジの手前より南側の居間を見る。

盛岡の家
1階土間。正面の障子の向こうが玄関引戸。