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西御門の家

photo:西御門の家
変形旗竿地の長く奥行感のあるアプローチ。

 由緒正しき鎌倉の奥深い谷戸。小さな二人の子供のために、まだ新しい近くのマンションを売って家を建てることを決断された御夫婦によると「東側に見える向かいの山の稜線の眺望が気に入って……」 がこの土地を購入される決め手となったとのことでした。
 土地は南北に長く少し変形した旗竿地で、西側には緑濃い山の斜面が間近に迫っています。建物は敷地そのままに南北に長い家として、建物の中央に設けた大きなリビングダイニングの吹抜け越しに家全体がつながった、とても開放的な家となりました。
 家のどこにいても東には陽の光を反射する向こう側の山の描くなだらか稜線、西には建物に覆いかぶさるほど近くの濃い緑、異なる両面の緑の風景をどちらも楽しむことができるので、太陽の移ろいによって刻々と変化していく廻りの自然の様を楽しみながら毎日過ごされているそうです。
 奥まった敷地であるために、建物自体の外観は街の中ではほとんど目立たないのですが、敷地の長い奥行を見通すアプローチの外構は奥様と一緒になってこだわって、明るい芝生の緑や少し和風な趣の庭、紅葉を楽しむ庭など場所ごとにテーマを変えた植栽を施していて、季節ごとの移り変わりもこれから楽しみです。
 完成後しばらくしてから訪れたとき、とても静かな周辺環境の中で家全体に設けたオーディオシステムから流れる静かな音楽と、その中で過ごすゆったり流れる時間がとても心地よかったことが印象的でした。

1 階 : 18.49 坪
2 階 : 14.52 坪
延べ床面積 : 33.01 坪